都内の企業で、
「東京オリンピックの開催中なんかに出社したら大変なことになるから、テレワークを活用して在宅勤務しようぜ!」
という話が出ております。
なるほど、これはナイスな案ですね。
東京オリンピック開催中も出勤しないと仕事にならない皆様におかれましては、どうかお気をつけて。。。
私にも都内に勤める友人がいますが、そんな中でも飲食店なんかは出勤しないと仕事になりませんからね(T-T)
2020年の安否が気遣われる今日この頃です。
というテレワークとは別に、「従業員じゃない系テレワーク」がちょっと問題になっています。
フリーランス、個人事業主、内職といった労働形態のことです。
古来は内職において、現代ではテレワークにおいて、
「収入が最低賃金を下回っている」
「時給300円くらいにしかならない」
といった声が聞かれます。
※内職の代名詞「バラの造花」
時給300円で働くって「都道府県」にも属せないような辺境の地なの!?
まー、そうですね。
会社勤めができない・したくないからそういう収入になるんだとも言えます。
「それでも外で働かないのか?」
という問いに対して、
「外では働かない!」
という選択をした結果です。
時給300円という例ですと、ピンと来るのは障害者授産施設・就労支援施設。
障害のある人が集まって就労する施設では、賃金が時給換算で300円とか、場合によってはもっと低い金額になりがちです。
そういった金額でも、「社会に支えられる側から、社会を支える側へ」「自立の支援に」という重要な役割を担っています。
(私も会社の人も、よくそういうお店で買ったり食べたりします。
有名商品もありますので、よかったらどうぞ。)
それをふまえて時給300円というと、フリーランスのテレワークというものは、
「とても会社勤めなんてできない」
といういわゆる
「コミュニケーションに関する障害の類」
がある人のための就労形態としてgoodなのではないでしょうか。
駄菓子菓子!
日雇用型テレワークが問題視されることの所以は、障害者の活用に非ず。
健常者の労働力の買いたたきにあります。
企業が正社員というポジションを減らして久しいですが、そういうことです。
非正規雇用という労働形態の活用が、どんどん進んでいるということです。
フツーに出勤してくるタイプの非正規雇用については、最低賃金というものが存在します。
けれども、フリーランスのテレワーカーに発注する仕事は、タイムカード管理による時給ではなく、「タスク制」です。
そのタスクというものが、
「絶対に時給300円を狙ってるよね」
という代物だったりします。
悪意です。
私もそうですが、出勤して仕事するタイプの人間だと、そういう「時給300円のフリーランスのテレワーカー」との接点が直接はないんですけれど、間接的には思い当たる節が多々あります。
自分の発注した仕事、その先ではフリーランスのテレワーカーが時給300円の仕事をしていないか?
会社の力でコスト削減を推し進めると、結果、そういうことになるんじゃないか?
…ってな具合に。
個人的には、時給300円の仕事は断ったらいいんじゃないかと思います。
不買運動のように、不受注運動。
クラウドソーシングだって、仕事を受注してもらえなきゃ、金額の折り合いがつかないってことなんですから。
そういう仕事をしようとしているのが「出産退職したけれど、家計のために仕事に復帰したい専業主婦」だったとしたら?…ていうか、それが典型的な例なんですけど!
私は時給300円のクラウドソーシングよりも、介護職でのパートをおすすめしますね!
自分のことだったら、なおさら。外で働きます。
だって、時給300円て、やっぱりおかしいじゃないか!
しかも本当に時給300円ならば、そのテレワークは、テレワークじゃなければ生きていけない人たちが取るべきです!
ええ、時給300円のテレワークは、障害者の就労支援に活用されるべきと切に願うのですよ。
そのために~…
それこそ、度を過ぎる低賃金狙いの一般仕事内容は、テレワークマルサ(マルサの人もまたテレワーク)を投入すべきです
が、それをやらないということは公認されてるようなもんです。
時給300円のいい仕事を適切に提供するという市場作りのために、障害者手帳を持っている人や、社会福祉法人/NPOでなければ受注できない、という風にしたっていいではないですか。
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ワーキングマザーの在宅の仕事は時給300円というテレワークの話
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