「負け犬の遠吠え(酒井順子)」に、
「女性誌というのは、読みすぎるとバカになりますが、 読まなさすぎるとブスになるのです」
という超名言があります。
負け犬の遠吠え (講談社文庫)
ということで、女性誌とは、密接にならぬよう適度な距離で付き合うのがよかんべー!
さて本日も、30代の意識高い系女性ための雑誌「VERY」を遠距離射撃いたしましょう。
茂みに潜んでM14による狙撃を行う感じでね。
「アスレジャー」というジャージ/スポーツウェアとしか表現できないファッションがあるんですが、それもついには大特集。
「本気のスポーツ主婦の"アスレジャーファッション"がカッコイイ」
う…うん。
「アスレジャーの真髄はやっぱりレジャーシーンにあり!」
そうですよね、そもそもがそういうときに着用するタイプの服ですよね。
「スレジャーStyleにハンズフリーバッグが欠かせない!」
昨今のハンズフリーバッグ(斜め掛けショルダーバッグやリュックの類)の需要を押し上げているのは「スマホを両手で操作したいから」だと、アネロのメーカーの人が語ってましたよ。
アスレジャー。
初登場の際には
「ファッ!?Σ( ̄ロ ̄)」
と目を疑ったものですが、時代はむしろアスレジャーだそうですよ、奥さん。
「ジャージで駅を通過して都会まで行けるか選手権」です。
わーい、怖ーい!
正直、アスレジャーって、ある程度のアスリートがやらないと非常にヤヴァイことになるのですよ。
ぴったぴたのジャージですから、肉のラインと肉への食い込みがハンパねえ。
中年女がみな、美貌で給料をもらっているモデルのように体形が整っているわけがなかろう!
モデルはビジュアルの美人要素でお金をもらっていますが、我々一般人のビジュアルはスマイルでもスマイルじゃなくともALL・0円です。
ゼロです、ゼロ。
0円でビジュアルを奮発できるわけがなかろう!
0円でやるか?会社勤めを!
そうそう、そういうところでいうと、背中見せファッションというのもNGです。
ダメダメあんなの!
背中見せファッション特集
「バックシャン流行の今年こそ知りたい!
田丸麻紀さんの『自分でできる背中ケア』」
においては、モデルが田丸麻紀ですよ!読んで字のごとく!
中年女がみな田丸麻紀のように美人なわけがなかろう!
あっちは芸能人、こっちは凡人、背中のケアなんぞできるわけがなかろうなのだ!
渦巻く体毛、背中ニキビ、てか劣化した顔でいちいち背中を見せるようなファッションはナイ。
アリエナイ。
VERY以外の雑誌ってさ、もっと中年女の現実を直視してるんですよ。
肉を包み隠す厚手の生地のスカートを着用せよとか、シャツをこのようにすることで肉がわかりにくくなるとか。
いやー、VERYつらい。厳しい。容赦ない。
「アスレジャーも背中見せファッションも無理!」
っていう平民が大半なんだと思いますが、実際に、日本のどこかでVERY妻たちがアスレジャーや背中見せで闊歩する場所があるのでしょうか?
もしかして、表参道?
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