「育児と介護があるから専業主婦でいるしかない」
という人を、しばしばお見受けするのですよ。
私はこれを「介護離職 亜種」だと思っております。
なんでこんなことが起こるのかというと、この国が女性・すなわち「ヨメ」の無償奉仕で社会的に介護を乗り切っていたから。
これは事実。
そして現代。
「『ヨメ』なんかやってられっかバーロー!」という蜂起や、「誰が他人の面倒なんざ見るか!」とばかりの結婚ボイコット、そして多すぎる老人の数により、国を挙げての「ヨメで介護」方策は崩壊しました。
駄菓子菓子。
社会はまだまだ、女性の無償奉仕に頼り切っている。
そう感じるのですよ。
「そんなの女にやらせときゃいいじゃん」という、女性のが不利益を被る現場、妻であり母でありヨメであるワーキングマザーの皆さまなら思い当たることの5コや10コはあるはずです。
男性側には既得権という意識すらないと思いますが。
子どもが病気になったときに面倒を見る割合、
労働時間の短い割合、
家事の分担・育児の分担、
義実家参りや冠婚葬祭におけるヨメ負担というさまざまなお作法、
さらには夫婦別姓が認められないのなんて不利益の最たるものですね。
国会議員や管理職の女性割合が低いというのも、「男性はヨメやママンに甘えてお世話してもらってるから有利なんだよね」といわれれば、その通りです。
(「ママンがお世話してくれる」というのは、ある元国会議員の話なんですけどね…、例として、すごい納得がいった)
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我々って、つらいときに誰か助けてくれるかっていうと、誰も助けちゃくれないじゃん。
つぶされないように、自分で考えて、加減しなきゃいけない。
先般、活躍している女性を見て「すごく頑張っている人だね!」と思ったら、
「あの人は家事も育児も親(ママン)にまかせっきりだから。
本人はさも自分でやってる風にしてるけど、実態は親パワーだよ」
と教わってしまうという機会があり、一気に気持ちが萎えました。
さまざま、萎えました。
自分でやってる風という演出だったこととか、
女性が活躍するにはママン(オババ)パワーが必須な社会とか、
虚栄に対してエールを送りそうになってしまった自分とか。
自分の力で頑張っている人を応援したい気持ちは、まだまだあります。
ので、派手に活躍している人のことは一旦おいておいて、地道に1日1日を積み重ねている人たちにいいねとエールを送りたいと思います。
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