働き方改革等で残業時間を減らせば
心身の健康が保たれるかというと
そんなことはなくむしろ悪化。
会社辞めちゃう人が出る。
ええ、実話です。
悪い例ですが、珍しい話ではなく。
時間外労働(残業+休日出勤)が100時間くらいの職場で、一気に働き方改革やなんやで「時間外労働禁止令」なんかが出ると、必ず悪いことが起こります。
皆さんの中にも経験ありという方がいると拝察いたしますが。
時間外労働100時間を一気にゼロにしろと言われると、何が起こるかというとー…
仕事は減らないのに「残業はするな!」というマネジメントの暴走が起こります。
我々労働者とてサービス残業は困りますから、フツーに適切な業務についての提案をするわけですが、古今東西、そういった提案は受け入れられないのが常です。
そのさらに上だって、会社の歯車の言うことにいちいちとりあう偉い人はいません。
ハイ。
それが企業というものです。
そうなるかならないかの違いは、企業風土の中でも、適切なるマネジメント教育でしょうねー。
んでもって、この国の一般的な労働現場には、適切なマネジメントをできる人などは、もちろん稀有。
んでだ。
仕事は減らないのに「残業はするな!」という圧力がかかり続けるとどうなるかというと、会社辞めちゃう人が出るわけです。
皆、辛いわけですよ。
必死に頑張る。
でも、人間には限界がありますから、破たんする人が出てくる。
誰かが抜けると、他の誰かが穴埋めをしなければならない。
さらに頑張る。
悪循環。
実際に会社を辞めてしまった人たちを見ていますが、そこで破綻してしまった人たちは決して悪くないんですよ。
状況が、おかしい。
この「時間がない中で大量の業務の猛圧力がある」というのは、ワーママの時短勤務にもおおいに当てはまるではないですか。、
労働時間が少ないので
心身の健康が保たれるかというと
そんなことはなくむしろ悪化。
家庭のことを除いたとしても。
企業独自の働き方改革等々で残業時間を減らすのにも、うまいこと業務を減らして実現できる職場なんて、滅多にないでしょうね。
無理やり業務を詰め込まれるから、サービス残業や隠れ残業なんか当たり前になるし、休憩時間もなくなります。
これほんとほんと、ストレスが大きすぎて、過食や飲酒に走る人もいました。
むしろ、大量の仕事を適度な時間でさばこうとしていた時の方が、人間的な生活でしたよ。
「働き方改革だ!」と息まいて残業を減らそうとしているいろんな現場で、心身の健康を害する人が増えそう。
心配です。
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