髪型で人格が判断されることは、よくあります。
やしろあずき先生のマンガに”ツーブロックゴリラが苦手だ”というくだりがあるんですが、そんな感じ。
ツーブロックゴリラ。
なんつーか、色黒くて、ネックレスした、眉の加工が著しい靴下の見えない男?
私もちょっと苦手です(笑)。
ツーブロックに限らず、他にも髪型に反応してしまうことがあります、あります。
「非社会人的カラーリング&ゾクのスケばりの盛り」の女性を見れば、笑いをこらえるために「ヒッ!ヒッ!フーッ!」とラマーズの呼吸法に逃避してしまいそうです。
「街で見かけたVERY妻」というタイトルでブログに書くこと必至。
というのは、髪を改変している人たちの話。
本日は、まったくもって笑えない「髪質で人格が否定される話」をしましょうか。
美容室で「梅雨はじめるとストパー/縮毛矯正が一気に増える」が定説なもので、頭モジャな方は特にご理解いただけると思いますけどー。
くせ毛という髪質の元に生まれた人間は、簡単に人格が否定されるされるんですよね。
くせ毛の人間がフツーに生きているだけで、
「だらしがない」
「そんな傷んだ髪をほっておくなんて人格を疑う」
「生き恥さらし」
と、罵詈雑言が飛んできます。
くせ毛の人や、専門家(美容師)ならわかると思うんですが、コレすべて、正しくない。
「だらしがない」
→だらしないどころか、人の倍以上時間をかけて頭髪を取り繕っています。
駄菓子菓子、どんなに整えようとも、くせ毛はくせ毛。
「そんな傷んだ髪をほっておくなんて人格を疑う」
→実は、傷んでません。
縮毛によっていわゆる天使の輪っか的光の反射(屈折率)が、直毛のように発現しないだけです。
「生き恥さらし」
→それ言ってんの、日本だけな。
3番目のはねー、友達が
「欧米じゃ、くせ毛はフツー(偏見の対象ではない)」
と言ってまして、ホントにコレありがたい言葉です。
駄菓子菓子。
残念ながらここは日本で、直毛至上主義で、くせ毛の人間は前述のとおり人格を否定されて生きているんですよ。
ブスの本懐を読め!
ベトナムなんかは、日本よりさらに直毛至上主義なところが見受けられます。
もしかしたら、ベトナムのくせ毛の人間は、さらに生きにくい環境にいるのかもしれません。
欧米にはいろんな人種が入り乱れていて、くせ毛もフツー。
このことが逆に、くせ毛の特効薬を生み出せずにいるのかもしれませんねー。
仮に欧米までが直毛至上主義であったら、ファイザーとかから、くせ毛を毛根から治療する薬がでているはず。
「美容室のストパーや縮毛矯正で何とかしよう!」なんていうレベルでは、世間が黙っちゃいませんよ。
もし世界が本気でくせ毛を何とかしようと思っていたら、医療技術をもってして美容整形外科の領域に入れているんじゃないですかねー。
仮に、くせ毛の予防接種や特効薬が開発されたら?
その時に私の子どもたちがくせ毛で人生を悲観していれば、100万円払ってでもなんとかしてやりますとも。
100万円ごときで毛根レベルから人生やり直せるんだったら、安いね。
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