保育園の謎行事、「親子遠足」。
不思議です。
働いている人が子どもを預ける場所が保育園だと思うんですが、
「平日に休みを取って親子遠足に参加しろ。
遠足を欠席する場合には理由を書け」
というイベントが勃発します。
我々ワーキングマザーも人の子ですから、そうなるとなるべく休みを取って遠足に参加してやらねば…となるのが人情です。
でもこれ、休暇が取れずに断腸の思いで出勤するご家庭にとっては、親も子供もつらすぎるのでは??
そんな親子遠足、会社の出張の予定とカブりまして、私は参加が危ぶまれました。
なんとか当日は調整がつくことになって「では行くか」となったところで、
「お前来るな」
と夫が言ってくるではありませんか!
会社の出張日程を知った夫が、しきりに
「遠足は俺に任せるニャー!」
と言っていましたからねー。
よっぽど
「俺んちは子ども2人に対してパパひとり参戦だぜ、ドヤァァァァ」
ってやりたかったんだろうな、と。
結局、私も親子遠足に参加しましたが、もう出発の前日から朝まで
「お前来るな」
と言っていましたよ…。
んで、遠足。
蓋を開けてみれば、案の定、休暇が取れずに断腸の思いで親が出勤しているご家庭もあったわけです。
そりゃそうでしょー!
ド平日に保育園の遠足だとかで、そうそう簡単に休めるような世の中じゃありませんよ!!
私だって、社内でかわりにその日の出張に行ってくれるメンバーがいなければ、休めませんでした。
てか、それ以上に、当該遠足の日に働かなければ「時給・日給の収入減」という人は、家計へのダメージに直結。
たとえば時給1,000円×8時間で8,000円の収入減。
毎月の収支がプラマイゼロやマイナスというご家庭にとっては、実に厳しいです。
そしてまた追い打ちをかけるように、周囲が「○○ちゃんちの親は来てない」とかヒソヒソ言ってくるわけですよ!
まったくもって、何を言っているんだか!
のうのうと休み取ってるお前が態度を悔い改めろ。
この瞬間に、あの子の親は黙々と働いてるんだぞ。
こういう親が仕事を休めない事情について、当該そこのお子さんがさまざまな思いを抱えるのはいいです。
子どもは子どもで、ストレートに思いを抱いていいんですよ。
駄菓子菓子。
お世辞にも「子どものために仕事を休みやすい」なんて言えないこの社会情勢で、まわりの大人がソレ言うか?
休める職場もあれば、休めない職場もゴマンとある。
今まだ、そういう時代じゃん。
自分が休み取れたからって、よその休みを取れなかったご家庭をヒソヒソ言うのは、専業主婦VERY妻と同じ目線だぞ。
遠足のときくらい休める職場、
そのための福利厚生としての有休があるポジション、
まだまだ保証されていないワーママがいる世の中です。
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