
話題の映像で、交通事故の瞬間をとらえたドラレコ動画とかがあるじゃないですか~。
ああいうので、周りにいた通行人がけが人を救出せずに立ち去ったことが、一般市民やコメンテーターから非難を浴びています。
ちょっとまって。
事故現場から立ち去る人を一方的に責めるのは、ちょっとおかしいんじゃないか?
実際に、車にバーンッとはねられた人がいたとして。
救助するためにダッシュで駆けつける人がいたら、それはプロかよっぽど肝の据わった人。
普通はビビるよね。
これが子ども連れだったりしたら、子どもを抱えて逃げたほうがいいですし。
「人が轢かれた!
大ケガしてるかもしれない!
もしかしたら死んでいるかもしれない!」
って、そんなおそろしい現場に突入できる?
私は普通救命講習修了者で実はもう3回以上修了してて、周囲の助けを呼ぶことも心臓マッサージもやる気マンマンなんですが、子どもらが一緒にいたら「この子たちに見せちゃいけない!」と思うし、子どもらをその場に残して救命行為に及んだらその間野放しになった子どもたちによって二次被害発生が必至です。
リアルに事故現場(後に死亡)を見たことがありますが、幼児や青少年に見せることはおすすめしません。
よしんば、単身だったとしても、一般的な感覚ってどうよ?
事故発生の瞬間に、
「チョット~、アナタだいじょうぶなの~?」
とか、普通は、ノコノコと出て行けないから。
「上級」救命講習やってる学友か、マンガの読みすぎでボルテージ上がっちゃってるヲタ友くらいしか、その場に躍り出る一般人のイメージが湧かない…。
(この場合に彼女らが一般人かというと、ちょっと違う気もする)
さて、少々深刻さが変わって、ごくごく軽い交通事故の話ですが…
「自転車に乗ったジジイが車道に躍り出て大ゴケする」という自損事故で、周辺から3名ほどが瞬時に集まった光景を目撃したことがあります。
早かった。
すげー早かったし、助けに入った人たちが周囲の車を止めてくれたから、ジジイは死なずに済んだ。
茅ヶ崎の人間は、すごいな、と思いました。
あの人たちの人間性は称えられるべきものです。
でもこれって、「助けに入った人たちがホントにすごい」のであって、「誰も助けに行かなかったら通行人は悪」ではないですよ。
助けに行かない・行けないのが、普通。
あえて助けに向かう人って、やっぱりすごいよね。偉大。
我々母親は、外出時に子どもを連れている日が圧倒的に多いので、子どもをほったらかして救命作業をすることは困難であると、肝に銘じておきましょう。
そのかわり、助けに向かった人がいかに素晴らしかったかは、称えましょう!
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