ただいま、机のうしろにある棚で、学習塾のチラシがパンパンになっております…。
私立中学には行きたくない。
塾にも行きたくない。
というのはうちだけじゃないのですが…
学費の安い「公立中高一貫校」に行かせたがる人はいっぱいいるけど、東大より狭き門なんだよなぁー。
まわりにもいますよ、子どもに受けさせた家、残念ながら不合格の家、これから受けようとしている家。
んでもって、外野からすると「不合格だったからって、本人の実力の問題ではないんじゃないの??」…って疑問に思う、という話。
ちなみに、倍率、こんなもん。(2022年度)
- 参考)東京大学:3.1倍
神奈川県の公立中高一貫校
- 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校:6.51倍
- 横浜市立南高等学校附属中学校:5.38倍
- 川崎市立川崎高等学校附属中学校:4.08倍
- 相模原中等教育学校:6.35倍
- 平塚中等教育学校:4.71倍
サイフロなら定員80人に521人が殺到している。過密。
私立中高一貫校の例(神奈川)
- 慶應義塾湘南藤沢中等部:7.8倍
- 洗足学園中学校:4.1倍
- フェリス女学院中学校:2.6倍
…なんですが、私立は併願が多いというのも特徴です。
試験日がずれていて、塾でも複数校を受けるように対策させるんだそうで。
なお、公立と私立では試験内容がぜんぜん違うため、高校のような「公立落ちたら私立行く(または逆)」という併願の仕方ではないとのこと。
公立中高一貫校の対策/受験内容
中等教育学校は、以下の3点セットが選考方法でっす。
- 調査書(小学校の成績)
- 適性検査(算数と国語で入試)
- グループ活動 ※コロナで中止の年あり
「グループ活動って、ナニよ??」って、なりません?
ウホホーーー???
「我が校に向いている子は、グループ活動で輝きを放つ子だ!」みたいな採用方針なのでしょうが…
実際問題、グループ活動で活躍したり仕切ったりする子ばかりを学校に集めたらとんでもないことになるじゃんか。
それこそ「クラス全員が丸尾くんかみぎわさん」みたいなことになったら、イカンでしょ。
性格は、まるちゃんも永沢君もはまじもいる、多様性に富んだ人材が必要ではないの??
うん、学力はともかくとして。
中高一貫校としては、低能なのは来ないで欲しいだろうから。
塾なり、過去問・対策問題集なりで対策して、模試で高得点を叩き出している学力の優れた子だけに入学資格があるというのは、大前提。
それでも、コンニチハハジメマシテの子どもたちにグループ活動をさせて、それを監視した入試点数をつけるというのは…、、、
人の運もあるし、級友となる人物集団のバランスも不透明だし、ともかくコレで不合格になっても12歳の少年少女の責任ではないと思うよ。
塾通い、親子ともどもツラいんじゃないのかな…
駄菓子菓子。
わりと身近な人達が、そんな中高一貫校のために「塾の負担が…」→「時間が」「お金が」「精神が」と言っていて、ツラい社会だなと感じるわけです。
ただでさえ定員が「各小学校から1名」にも満たないちっぽけな枠なのに。
だったらもう、塾にお金を払わずに、普通の中学校に行ってさ。
コツコツ自宅で「難関大学の受験対策なら Z会の通信教育!」ってやってたらいいんじゃないかと。
神奈川県はまだまだ、公立高校から大学進学を狙うコースが強いところですよ。
今週のお題「デスクまわり」