子どもを守るため&自分のためにも日本版DBS
新聞を読んでいたら「失敗」がキーワードとなる記事が同日に複数ありました。
- 「飲食店で働いているときに、お冷やをお客様のテーブルにこぼしてしまった」話
- 「一度の失敗で人生は終わりじゃない」というフレーズで紹介されていた少年院から出てきた「窃盗や暴力を繰り返した」人の話
2.に差し掛かったときに、たまたまこの日のキーワードが「失敗」なのかと、見出しが目に留まったわけですよ。
それが「一度の失敗で人生は終わりじゃない」というフレーズ。
少年院出所者へのエールとして書かれた言葉でしたが、どうにも違和感が残りました。
記事を読むと、「窃盗や暴力を繰り返して」いるんですよ。
ならば、「一度の失敗」とは言わないのでは……?
重大犯罪を「一度の失敗」という言葉で済ませていいのか?
なにか事件を起こしたときに、執行猶予や保護観察というものもあるではないですか。
これこそ、一度の失敗で人生が台無しになるのを避けるための救済措置だと思うのですが……。
窃盗や暴力を繰り返して重大犯罪に至った場合は、ぜんぜん「一度の失敗」じゃあないでしょう。
執行猶予や保護観察に収まらぬ、悪質な行為を繰り返していたということ。
重大犯罪となると、被害者やその家族の人生に影響が絶大です。
また別の日の同新聞では、家族を自宅で殺害されてしまった遺族の方が、住宅ローンが残って売れないままの家を管理し続けているという記事が載っているのですよ。
(遺族の方は、別の賃貸に住んでいる)
読んでいて、ものすごくつらい。
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日本版DBSは、女性や子どもへのメリットが大きいはずなのに
子どもに接する仕事に就く人に性犯罪歴がないかを確認する制度(日本版DBS)について、私の周囲(子持ち母)はみんな、「賛成」もしくは「もっと厳しくてもいいくらいだ」という意見です。
日本版DBSについてよく言われる「更生して人生をやり直す権利が」なんて擁護の姿勢の人は、一人もいませんでしたね。
私は制度が厳格であるほど、犯罪への抑止力になるので、もっと厳しくてもいいのではと思います。
「罰がゆるい」「犯罪なんてバレっこない」という考えが一掃されるくらい、厳しくやって欲しいです。
女性なら多くの人が思い当たるところがあると思いますが、被害遭った側がきちんと救済されることなんてないのです。
軽犯罪と称されるものであっても、平穏な生活から突き落とされてものすごく嫌な思いをさせられるんですよ。
何よりも大切なのは、犯罪が起こらないことです。