夏休み前の配布物に含まれていた虐待カード
娘らが小学校からこのような名刺サイズのカードをもらってきました。
児童虐待の対応窓口のお知らせですね。
我々の時代には、地方自治体からこのようなご配慮をいただけるお知らせカードはなかったと記憶しております。
なお、ここに書いてある虐待の例、7個中、6個やられて過ごしていました。
(私が)
今と昔では「虐待」と呼ばれるラインは違うのでしょうが、当時の一般的な親というものの基準としても「いいか悪いか」でいったら、確実に「悪い」です。
残念ですが、5段階評価をつけたら「3」の人間もいれば、「1」とか「2」の人間もいる。
社会とはそのようなものです。
私はそういう人との付き合いを避けたいので、ある程度大きくなってからは「なるべく関わらない」状態を心がけて生きるようにしました。
ただ、こういう考え方は人それぞれです。
一緒に育ったきょうだいは、今でも親に対して深い憎しみを持って生きていますし、その憎しみが消せないという気持ちもわかります。
事実として、そう思うだけの数々の出来事があったのですから、無理もない。
虐待カードは、家庭というドメスティックすぎる環境に外の世界を教えてくれる大切な存在
もし、小学生だった頃の私がこの虐待カードを受け取っていたら、
「ああ、うちの親ってかなりおかしいんだ」
と、正しい基準を知って気づけたと思います。
友達から「アンタんちおかしいよ」と言われることもあったけど、そういうときって必ず親は「よそはよそ、うちはうち」で一蹴してきますから、正誤がわからない。
「うちの親はおかしい」と気づけたら、「おかしいことには従わない」という自衛がもっと早くできていたと思います。
きょうだいにも「あの人のいうことはきかないのが正解だ」と言うことができましたね。
うちに限らず、いろんな家庭で「親がおかしい」ということが明らかになって、助かったことがたくさんあるんじゃないでしょうか。
虐待カードに代表される取り組みが、続きますように。