就職できない40代、「高学歴中年男性」と私たちは一緒に考えるべきかも
ちょうど1年くらい前でしょうか。
日本で一番就職が難しいのは「中年 男性 高学歴難民」で、それは刑務所出所者よりも厳しい状況だという記事がありました。(講談社の現代新書オンライン記事)
中年男性の高学歴「難民」というたとえ
ガチの国際問題である難民と違って、
天変地異で帰宅困難な状況を「帰宅難民」、
スタバが混みすぎてて入店できない人を「カフェ難民」、
と呼ぶ類の話です。
高学歴難民は、高学歴で、仕事に就けていない人を指します。
広義では非正規雇用も含むのですが、それはさすがに我々ワーキングマザーからするとナニ言ってんだバーロー状態です。
「キャリアの断絶」という話で言えば、我々女性のほうが長きにわたり苦汁を飲まされ続け、今なお救済されない感があるんですけどね。
これでもし「中年男性高学歴難民をなんとかしよう運動」が起こってスピーディに解決されたら、我々女性がかなり軽んじられていたという証ですが。
私たちは、別段ワガママなどいっていなくても、結婚・妊娠・出産・育児、そして嫁責務によってキャリアが中断されることが、フツーにあります。
世の中ではそれが「よくあること」として片付けられてしまう傾向にあるではないですか。
これが、「中年男性高学歴難民」とは違うところですね。
さあさあ、今まで女性の労働状況に対して「単なるワガママ」や「甘え」とほざいていたこの人たち、どうしてくれましょうかね。
すべてのワーキングマザーは「キャリア断絶」のハードルを歯ぁ食いしばって乗り越えてきたのだよ
我々はなんだかんだで思いやりがあるので、「中年男性高学歴難民」の置かれている状況についても「社会全体で考えるべきでは?」という発想になります。
「男性・女性に限らず、中高年の再雇用について、社会はもっと真剣に議論し、対策を講じるべきではないか」という具合に。
駄菓子菓子。
いざ隣の席に、就職した「中年男性高学歴難民」が存在して、事務処理能力が低く、コミュニケーションができず独断で進めてしまい、さらには相手にミスがあれば過剰に責めてくるような輩だったら、すごくイヤです。
ルポ 高学歴発達障害[姫野桂]よりも闇が深い。
「なんでこんなヤツ雇ったんだ!」と恨みたくなります。