面白いのでおすすめしていたCLASSY.の着回しDIARYが……
女性向けファッション誌のCLASSY. 2025年4月号が炎上してしまいました。
問題となっているのは、このブログやツイッター(X)でも時々紹介していた名物コーナー「着回しDIARY」です。
4月号は「オペ看護師が主人公! スカートしばりの着回しDIARY」という内容。
過去にも様々なぶっ飛び企画を連発してきた「着回しDIARY」ですが、今回の企画、シチュエーション的にはそんなにぶっ飛んでいません。
過去回は、妖怪だの、バイオハザードだの、日本沈没だの、時にはマトモに映画監督とのタイアップなんかもあったりして。
駄菓子菓子、設定がぶっ飛んでいないからこそ、実際に何処かでは起きていそうな現実味がかえって物議を醸してしまった様子です。
フィクションなのにすごく怒られてるなぁと思った
フィクションだし、注記も入っている。
なのに炎上してしまったのって、この三位一体コンビネーションだったのかなぁと。
- 専門職へのリスペクトが欠如していた
- 不倫という実際に世の中にある事態の扱い
- スカートをテーマにしたためジェンダーバイアス着火剤
日本社会では、医療介護系の専門職を敬わなくては生きていけません。
そんな職業について、不倫を絡めた恋愛をおもしろおかしく描いて許されるのは、ピッコマ等で垂れ流されているゴシップ系「待てば0円マンガ」までということでしょうか。
んでもって、不倫という実際に存在する事態は、企画に現実の取材を反映した部分もあると思われます。
だからこそリアルすぎてよくなかったのではないでしょうか。
ほとんどの医療従事者が身を粉にして真剣に働いている中で、
「んなことしてるヤツと一緒にされたら大迷惑!」と。
「実際にいないとは言えない」ことはご本人たちもわかっていて、迷惑しているポイントなのではないかと推察いたします。
これがSPA!とかなら笑ってスルーされても、みやびたファッション雑誌となるとちゃんと「不倫はダメなことである」という注記が太字で入っていても反発を招いてしまうのですね。
「スカート縛りの着回し」ってね、いまどき東海道線乗ってても、忙しい女性こそズボンばっかりだし。
そういうことで、女性誌ならスタンダードであるはずのスカートファッションも、浮ついて見えて、着火剤になってしまったのかも。
読むなら今のうちかもしれない(まだ今日は電子版から削除されていなかった)
という渦中のCLASSY.4月号ですが、本日時点ではKindle unlimitedで電子版を読むことができます。
気になる方は、早めにチェックしておくことをおすすめします。
削除されてしまうかもしれませんから。
美容室で読むのもいいですね!
レビュー欄もいつになく荒れております。