子供の進路・職業について)専門学校から職人のケース
皆さん、学費どのくらい見積もってますか?
私は子どもがALL国公立に行ってくれたらうれしいですが、大学は狭き門なので半ば諦めております。
さてさて、子の進路〜就職先について。
親がどんな職業に反対するかは、ご家庭それぞれですよね。
小学生のうちの子どもらは、まだ職業選択の段階には遠いのですが、専門学校から職人のケースもあるんだよなぁ、と。
「靴職人なんて無理」は柔軟性に欠ける? ~新海誠作品の例~
「君の名は」「すずめの戸締まり」等の作品で知られる新海誠監督の、「言の葉の庭」っちゅう短編アニメ映画があるんですけどね。
靴職人を目指す男子高校生・タカオ(主人公)が、先生に向かって「靴職人なんかになれるわけ無いと思ってるんだろ!」的に怒るシーンがあります。
このシーンを見て察するに、主人公くんは、親や周囲に「専門学校から靴職人」という進路に対してボロクソ言われていたのではないかと。
専門学校2年間の学費を、自分でバイトしながら稼ぐという設定らしいのですが(短編映画のため、あまり詳しくはわからない)。
もう何年も前に見た映画なのに、いまだに引っかかっております。
メイドインジャパンの靴があるんだから、それを作っている職人もいるはずで、しかも靴って人類の多くが履いてるし。
専門学校2年間の学費を自分でバイトして稼ぐ人、これは実際にいる。
なぜ、主人公くんの周囲はそこまで反対したのでしょうか?
「俺、伊藤忠商事が第一志望なんだ」とか言うほうが、よっぽど現実見てねぇんじゃないかと思えますが……。
職人は立派な職業だが、海外留学にはお金がかかる
靴を作ると言う「手に職」という職業選択自体は、目の付け所がいいと思うのです。
ほぼ全人類が必要としていて、自分では作ることができず、買うしかない商品「靴」ですから。
駄菓子菓子。
どうやら原作小説では「海外留学ですごくお金がかかる」「完全ハンドメイドのオーダー靴を専門にやる職人になりたい」みたいな内容らしいのです。
ううーん、そうだったのかー。
もし子どもが「がっつりとした海外留学が必要かつ商売の難しいジャンル」の職人になりたいといったら?
親としては、
- キャリアアップの支援が手厚い学校・会社を狙ってみよう
- 100%思い通りの進路じゃなくても、吸収したことは他に応用が効くから
- 職人は自分の腕だけでやりたがる人が多いけど、技術の高さと売れるかどうかは別問題だからね。
「儲ける」のは「売るのが上手いやつ」なんだよぉぉぉぉ〜〜〜。
と話しておくくらいですかねぇ……。
海外留学までやりたいなら、本人が優秀な人物になって、その費用を学校や会社から支援してもらってほしいですね。
うちは富豪じゃないので。
本人の意志を尊重しつつ、多角的・現実的な話もできればと思います。
ラーメン職人や調理師なら、前例が豊富にあって参考にしやすいともいえる
もし娘たちが「ラーメン店を開業したい」と言ってきたら、
「家系ラーメン藤澤家の前身である『まつり家』について調べなさい」
と言っておきます。
『まつり家』は、「家系総本山 吉村家」で修行した女性が店主を務めた、非常に味の良いラーメン店でした。
今週のお題「ラーメン」
※ラーメンについてはこういう仕事もあります。
……そんな具合で、一筋縄ではいかないような進路希望を子どもに告げられたら、本人の本気度を鑑みて、多角的・現実的な視点でなんとか考えてみたいです。
会社員にならなくてもいいですが、社会的常識なき人物にはならんで欲しいと思いまする。