期待値とのギャップに冷める
少し前に、とある大きな企業の決算報告会がありまして。
こういうのはたいてい、社長が出てきてコンニチワーとプレゼンするのですが……
……いやね、今回お邪魔した会社の規模なら、銀河最強レベルにかっこいいプレゼンを 期待するわけですよ、こっちは。
駄菓子菓子!
社長が話し始めた瞬間、私の期待値は盛大にズルッコケましたッッッ。
花火大会で蛇玉が始まってしまったかのような、なんとも言えない、いたたまれない雰囲気のプレゼンです。
AI社長がプレゼンを交代したが、出来栄えが……
さらに追い打ちをかけてきたのが、プレゼンの中盤。
なんと AIが生成したヘビダマ社長(仮)のプレゼン映像が始まったのです。
普通こういうのって、華々しい最新技術に来場者が喜ぶ場面じゃん?
ないの、そんなものはないの。
出来栄えが……ヘビダマ社長よりほんのちょっぴりマシなだけの、なんとも微妙なクオリティ。
AIがヘボかったのか、それとももともとプレゼンがヘビダマな社長を学習してしまったからなのか?
この企業と生成AIの未来に、私は一抹の不安を覚えました。
ヘビダマ社長を救う方法はなかったのか?
別に、TEDスーパープレゼンテーションみたいなところまで行ってくれと言いたいわけじゃないんですよ。
ただ、もうちょっとこう、聴衆を引き込むとかそういうこと以前に、適切にお話するというか。
ヘビダマ社長を事前に助けてくれる方々は、周囲にいなかったのでしょうか?
大きいところの企業文化に対する謎が深まりました。