中学生から東大を目指すような子のノートの取り方を知って、凡人母は絶対ムリだと思いました
来年から子どもらが中学生なので、今年の前半はちょこちょこ中学生活に向けたものが発生しております。
そんなことに関連して、『モチベも点数もめきめきアップ! 中学生のおうちノート術 [ みおりん ]』というキラキラしたタイトルの本を手に取りました。
これ、著者の女性が東大卒だそうなのです。
「へー、今どきの中学生ってこんな風にノート取るのですね〜」というライトな内容を期待していたのですが……
序盤ッから「中学生から東大を目指すような子は勉強量が違いすぎる」ということを知って、凡人母&その子どもは絶対ムリだと思いました。
今週のお題「上半期ふりかえり2025」
同じことを5回も繰り返して学習するような人が東大に行く
東大に代表されるような難関大学へ行くような人の中には、生まれつきの天才で、何でもスラスラできちゃうような人もいるかとお察しします。
が、この本はそうじゃない、「努力タイプで難関大学に合格する人」に向けた本です。
そういう人は、勉強量がすごい。
ノート術とかそういうんじゃなくて、勉強量がすごい。
一般的に、義務教育では「学校で授業を受けること」で1回学習したことになりますよね。
これが普通・標準ですが……
この本のみおりんさんは、授業以外にプラス4回も学習することが大前提で、それに加えてノートのことが書いてあるのです。
うん、ノートのことはおまけ!
同じことを5回も繰り返して学習しろということが大本命なのです。
- 予習
- 授業
- 復習
- テスト勉強
- テスト復習
こうなるともはや、学生ではなく修行僧では……。
同じこと5回勉強して100点を目指すより、2回で80点くらいにして別のことに時間を使いたい
ということで、衝撃の「同じことを5回学習するサイクル(もちろん全教科)」を知って、心底ムリだと思いました。
1回の授業で「普通」じゃないですか。
んでもって、もう1回プラスして2回勉強すれば8割くらいには届く。
それをさらに3回も増やして100点に持っていくという試練なら、「いや、他のことに時間を使いたい」と思うのが人情……。
私も絶対やらないタイプだし、自分の子どもに「同じとこ5回やれ!」とは、とても言えません。
むしろ「効率よくちゃっちゃと終わらせて、好きな本でも読み、よく寝なさい」ということを勧めます。
全教科を5回も繰り返し学習してたら、生活時間にしわ寄せが来ますよね。
単純労力5倍でなく、授業以外はスピードがアップできるとしても、未成年が健やかに生きるべき時間が足りなくなると考えられます。
それってどうなのかな。
ということで、この本は「それでも学力アップさせて難関大学に行かせたい」というご家庭限定で、おすすめします。
子どもらには、「ノートはどんなものでも必要なだけ買ってあげる」という約束をしているので、ノート自体は学校用以外でもちょくちょく買います。
そのノートはいわゆる学校の勉強のためでなく、彼女たちが好きなことに、心の赴くまま楽しく使ってもらっているので、我が家はそういうのでいいんじゃないかと思っております。