ふざけんな
神奈川県の中学校には、給食という文化はありませんでした。
全員、弁当持参でした。
私も中学生の頃、自分でせっせとお弁当を作って持っていっていたので、正直、冬とか早く起きるの辛かった。
なので、最近になってようやく神奈川県の中学校にも段階的に給食が導入され始めて、
「おお、これで他県並みに!」
と感動していたのです。
駄菓子菓子。
そんな学校給食スタートに文句を言っている輩がいるということが報道を賑わせております。
冷や飯に文句を言う奴らを全員ひっぱたきたい
横浜市でいち早く導入されたデリバリー方式(他所で作られた給食を学校にデリバリーする)の給食について、
「冷たいご飯を食べさせるのはいかがなものか」
という声があり、学校給食の課題とされてしまったのです。
ふざけんな、黙って冷や飯を食え!
マジでひっぱたきたい、そんなワガママを言う奴ら。
食事が冷める(常温である)なんて、ごくごく普通のことじゃないですか。
だって、ちょっと昔まで家庭にも電子レンジなんてなかったんですから、冷や飯を食べるのが当たり前。
炊きたてのご飯や出来立てのおかずを温かいまま食べることなんて、ものすごい贅沢じゃないですか。
それがどうでしょう、最近の人は少しでも冷めているものを出されると文句を言い始めたりして。
実に由々しき事態。
給食あたりで「冷や飯を食べることに慣れる」神経を身につけておかなければ、この世の中を生きていけませんよ
時代的に、冷や飯に対する価値観は、育ってきた家庭環境によって大きく違うと思います。
なので、ここであえて「学校教育の中で冷や飯を食う訓練」をしておくべきではないでしょうか。
現代の日本人が享受している便利すぎる環境は、温かい飯がいつでもワガママに食べられる状況を作り出してしまいました。
結果として、冷や飯への耐性がなくなってしまっているではありませんかッ。
プールでの水泳教育は水難事故への備えの意味もあるといわれておりますが、冷や飯だってそうです。
停電や災害のとき、
- 冷や飯しかない環境で文句を言ってブーたれて周囲の雰囲気まで悪くするか
- みんなで冷や飯を喜んで食えるか
で、かなり違います。
常温の災害食、私は「ありがたくて美味しいもの」と捉えていますよ。
尾西の非常食ごはんシリーズ↓は、常温の水で作ってもおいしい。
水で作っておいしさ抜群だったので、非常用持ち出し袋の中身は尾西の非常食ごはんシリーズです。
今週のお題「これに影響を受けました!」
我が家でも、私以外の家族は全員「冷や飯を食べたくない」と言い、許せない気持ちがマックスです。
「温かい食事が当たり前ではない。停電や災害ではありえる事態」ということは繰り返し伝えておりますが、効果なし。
私は学校給食に、「冷や飯を当たり前に食べられる」というサバイブのためのスキル育成を期待しているのです。

