【メンタル防衛術】謝らない人には、もはや宇宙人と交信する気持ちで向き合おう
なかなか衝撃的なタイトルで話題になっているコチラの本について。
題名を見た瞬間、脳内ではサイレンが鳴り響いた方も多いのではないでしょうか……。
「これだ!ついにこの世に蔓延る『絶対に謝らない人』という、絶滅してくれない謎の生物の生態系を解き明かし、退治する究極の武器の情報!」みたく、期待しますよね。
駄菓子菓子。
結論を申し上げますと、この本を読んでも「絶対に謝らない人」問題は、まったくもって解決しません。
読んでいる最中に「絶対に謝らない人」のたくさんの例で胸焼けしますし、読了後には虚無感が味わえます。
「なぜ謝らないのかは、謝らない星の住人だからだ」というくらいに「諦めろ」と推奨される
「なぜ謝らない人が謝らないのか?」という理由については、この本が「これでもか!」と解説してくれます。
「それはわかるんだけど、解決策は?」っていうと、解決策はないのです。
それはもう、「謝らない人は、謝らないから謝らない」という禅問答のような世界が広がっているだけなのですよ……。
胃がもたれる。
謝らない人が反省するとか、態度を改めるとか、そんなファンタジーな話は一切出てこない。
むしろ、「あいつはもう諦めろ」という、突き放しスタイルを推奨。
つまり、こんなベストセラーの専門家としても「諦めろ、ほっとけ」ということしか言えないんだと。
アイツら絶対に改めないから、解決策なんてないんだぞと。
結局、メンタルを守るのは「ポジティブな泣き寝入り」という対処法
「謝らない人」問題は仕事でもプライベートでも、いろいろなところにあるんですけど……やっぱり職場環境においてが、相当にやばい。
「謝らない人」がいることで、何人もの周囲のメンバーがストレスを重〜く感じていて、精神の衛生を害しているケースがありますよね。
「こういう間違った人がいなければいい!」「なぜ態度を改めないんだ!」という正当な嘆き、大変頻繁に耳にしてきました。
大真面目に、ストレス → 健康を害している → 本当に寿命が縮んでいるんじゃないかと。
この本の結論は、「もうどうしようもないから、気持ちを切り替えてほっとけ」なので、それに従うとしたら、ある意味「泣き寝入り」です。
「メンタル防衛のための戦略的撤退」とでもいいましょうか。
距離を取るとか、言っても無駄とか、そういう感じです。
宇宙人とか、台風とか、味噌汁に話しかけても無駄というか。
これが令和の世相かもしれない
近年「大事なのは、『どうしたら彼らを変えられるか』ではなく『自分がどう変わるか』だ」という風潮がことさらに強いように感じております。
ダメな人がダメに決まっているのですが、迷惑を被っている側は泣き寝入りするしかないと。
世の中の困った人に対する対応が、『夫がアスペルガーと思ったとき妻が読む本』に通ずる「泣き寝入り」という傾向にあるなと思いました。
とりあえず、
「この人は絶対に謝らない星人だしな」
と思ってやりすごす。
世の中、そんなんでいいのか〜?……って感じませんかね。
「謝ったら死ぬの?」という例えについては、「謝らないので死んでもくれない」という絶望的な事実が待っています。


