旧姓で戦う全国のワーママの皆様、今日もお疲れ様です
登記(法人とか不動産の)手続きで使う「登記・供託オンライン申請システム」という国家権力のシステムがあります。
このシステムが提供している「申請用総合ソフト」というものがありましてですね。
こいつを使えば、登記や供託なんかの手続きが自宅のパソコンからできるんですよ。
オンラインで本人の証明をするためには、おなじみマイナンバーカードを使います。
マイナンバーカードはオンラインの確定申告でも使いますが、登記・供託はまだ別のシステムで動いていて、ここに「旧姓で戦う全国のワーママ」向けの罠があるのですよ。
PDFファイルの電子署名をしたものの申請、超繊細に一言一句やらないと弾かれる
申請に添付するPDFファイルに、マイナンバーカードを使った「電子署名」というものを組み込むのですが(電子的な実印のようなもの)、この電子署名が、全ワーママを恐怖のどん底に突き落とす「大いなる罠」を秘めているのです。
不到達通知と中止/却下の理由で「署名検証エラー」
申請ボタンを押すと、申請後に発動する自動エラーチェックが作動します。
んで、旧姓併記勢は繊細にやっとかないと、無慈悲な通知を受け取る羽目になります。
不到達通知
以下のとおり、登記・供託オンライン申請システムに送信された申請データにエラーを発見しました。恐れ入りますが、申請データをご確認の上、再度申請手続を行ってください。
(1)署名検証エラー
添付ファイルの署名検証でエラーになりました。電子証明書ファイルが不正か、改ざんされている可能性があります。
当然、改ざんも不正もしてないわけですが、システムは冷徹です。
しかも、このエラーが出るメジャーな原因と対策としてネット上に溢れているものはおおむね次の内容です。
- PDF作成ソフトの相性やファイル名
- 電子署名後にファイルをいじった
- 電子証明書の有効期限切れ
……いや、どれでもねぇよ。
だから「旧姓併記」ではなく、私は姓自体を変えたくないんだよ……
ということで、むかつくことに、マイナンバーカードに「旧姓併記」で「現在の姓[旧姓] 名前」とかしている人は、超繊細に一言一句やらないと弾かれるのです。
申請用総合ソフトって、電子署名以外にも「申請人の氏名」とかちょこちょこ氏名の記入欄があるんですけど、こいつらと電子署名が完全一致しないといけないんですよ……。
いやー、氏名ってね、「現在の姓[旧姓] 名前」って、氏名じゃないじゃん。
氏名に記号[]とか、「つのだ☆ひろ」かよって感じしません?
ストレートに氏名「現在の姓 名前」だとダメという、日本国の謎システム。
システムを突破するためには、正しい表記をJPKI利用者ソフトからコピペしてたもれ
旧姓併記をしている場合のカードの中のデータは、「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト(JPKI利用者ソフト)」という別のソフトで確認してください。
ちなみに、このデータには「フリガナ(カナ)」の情報は含まれていません。
とにかく「つのだ☆ひろ」的な漢字と記号の並びである「現在の姓[旧姓] 名前」のテキストを、申請ソフト側と狂いなく合致させねばならぬのです。
不毛な戦い……。
あとね、こいつらWindows専用だから
MacとかAndroidといったOSを普段使いしている人には極めて残酷なことなのですが、「申請用総合ソフト」はWindows専用です。
別にWindowsのパソコンを買い足すか、あるいは高い手数料を支払って行政書士に書類作成を投げるか、Windowsを走らせる禁断のソフトの無料体験期間を利用するかの三択になります。
こんなこと言うと行政書士の方には悪いのですが、行政書士の業務の多くはちょっとコスパが悪くてですね……。
他の士業と違って、扱う書類の内容自体が「内容の割に高い」という感覚があるから、あまり頼みたくない。
業務で反復してしょっちゅう頼むのでもなければ、自分でやったほうがいいことが多いです。
(ちなみに司法書士と行政書士のダブルライセンスや、家族経営分担ライセンスという方もいるので、そこは依頼内容によっては超おすすめ)
この数万円のコストを考えたら、中古のWindowsのノートパソコンを1台買っておく方が、タイパもコスパも良いです。
Office2024のちゃんと入ったwin11マシンが、35,000円で買える。
ということで、旧姓利用をつづけていくと今後も不便なことが色々ありそうです。
姓を変える必要がなかったら、そもそもこんな苦労1つもないんだぜ?

