人気あるらしいじゃないですか、この育児書。
借りて読んでみましたが… 概念的なことばかりで、あまり心に響きませんね…。
何も読まないよりは、たまにこういう本を読んでみたらいいとは思いますよ。
でも、明橋大二先生の本の方が読んでて面白いし、具体例があったりしていいです。
で、この「子どもの心の育て方」を読みますと、ところどころで、
「食事の好き嫌いについては、子どもの好きなものだけ食べさせればよい」
と書かれています。
え~~~、そうなのーーー?? 本当に~~??
アレルギーがあったら話は別だけど、人間だれしも、好き嫌いなく食べるのが宿命じゃない?
一方で、 「子どもが欲しがるからと言ってなんでも買い与えてはいけない」 と書いてあります。
「欲しがるものをなんでも買い与えるのはよくない」は、そりゃそうでしょうね。
我々、富豪じゃないから、そんなにいちいち買ってらんない。
でもさ、 「食事の好き嫌いについては、子どもの好きなものだけ食べさせればよい」 ってのと、 「子どもが欲しがるからと言ってなんでも買い与えてはいけない」 は、整合性とれてなくない?
子どもが、 「リンゴを買って!リンゴリンゴリンゴ~~~!!」 って言ったら、買わなくていいんでしょ?
でも、 「私は米なんか食べない!リンゴを食わせろ、リンゴリンゴリンゴ~~~!!」 って言ったら、リンゴを食べさせろってことになってるじゃないですか。
わけわかんない。
育児に対して、折り合いがつけられない。
米と肉と野菜が出てるのに、リンゴを欲しがったらダメでしょ。
先に、可能な限りの米と肉と野菜を食え~~~!
この本でいいなと思ったところは、絵がとても可愛いことですね。
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 子どもにとってもっとも大切なものは、どこででも根を張り花を咲かせることができる、あたたかくて強い心。この本は、いつでも親子を幸せにします。 【目次】(「BOOK」データベースより) 教育も建築物も、一番大切なのは土台です。そして、一番やり直しがしにくい部分です。/トイレトレーニングなどは、叱りすぎも、ほめすぎも、どちらも子どもの自律を妨げることにつながります。/「叱られてもすぐに忘れる」「失敗しても同じことを繰り返す」これは、幼児期の子どもの大きな長所です。/子どもの反抗は、喜ぶべきものです。「だって」が始まったら、「やっと来たか」と、その後の成長を楽しみにしながら接しましょう。/「なんでもひとりでできるようになること」が自立ではありません。他人との調和のなかで主体性を発揮して暮らしていくことが本当の自立です。/子どもがのぞむことをみな与えるのが過保護、親がのぞむものだけを与えるのが過干渉。/金銭で物を買い与えるより、手塩にかけて育ててください。手をかけすぎて子どもがダメになるなどということは、けっしてありません。/小さいころの「将来の夢」は荒当無稽でもかまいません。自己肯定感をもった子はやがて現実的な夢を着実に実現していきます。/競争心、協調性、このふたつを健全に育てるには、たくさん友だちを家によび、友だちの家にもたくさん遊びに行くことです。/「ひとりで何かに取り組むこと」は勤勉であることとは違います。勤勉さとは、仲間のなかで何かの役割を果たそうと努める姿勢です。〔ほか〕
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