着物が正絹(シルク100%)であるということ
小学生の頃に、カイコを飼っていました。
繭玉から絹糸を作る、あの蚕のことです。
とても可愛がって育てておりましたが、カイコは寿命が短いのです。
まゆを作り、羽化し、卵を産むと、もう死んでしまうのです。
今でも着物を着る日やはり仕事をする時に、あの可愛いカイコたちのことを思い出してしみじみします。
今週のお題「ほろ苦い思い出」
古着の着物はハチャメチャに安いため、シルクの布地を買うよりダンゼン安い
たとえばメルカリ。
シミの少し付いてしまった正絹(シルク100%)の訪問着なんかが、リメイク用素材として安ッく売られているのです。
1,000円とか、2,000円とか。
ひょっとすると(しなくても)、元はすごく高かったもの。
そんな着物の一反は、幅37cm×長さ12mという布の量です。
4平方メートル以上のシルクの生地なんて、中古といえども1,000円では買えません。
着物はほぼ直線の布に戻せるため、リメイクがしやすい
以前買った訪問着は
・上っ張り
・上履き袋×2
にアップサイクルしました。
ポケット部分がエレガントかつゴージャス。
小さい頃に蚕を飼っていた人も飼っていなかった人も、着物を布として活用するリメイク、おすすめです。
シルク100%と考えると、枕カバーとかもアリかもしれません。
ちなみに、着物の一反のために必要な蚕の繭は、2,600個だそうです。(by.国土交通省)
ぎゃふん。