
由々しい。
保育士の給料が、上がらない。
これほどまでに保育士が不足しているのに、保育士の給料が、上がらない。
この構図を我々が目にするのは、初めてではありませんよね。
介護業界。
ええ、あれほどの人手不足が叫ばれ続けている介護業界、給与水準が驚くほど低いではないですか。
「対策として報酬を○○円upさせることに」
という文字が新聞の見出しに踊っても、そこで安心してはいけない。
もともとの給与水準が、低すぎる。
それでもやらないよりやった方が絶対にいいので、この茅ヶ崎市の補助は好事例。
タウンニュースより。茅ヶ崎市、保育士への家賃補助はじめます。
— 里沙ぞなもし (@yamamurasaki) June 21, 2018
へー!8万2千円てすごいな! pic.twitter.com/5M0noUiQmf
たぶん、保育士や介護士の給料を「上げたくない」、「最初から低く設定しておきたい」との思惑が、どこかにあるのですよ。
一度上げた給料は、下げられない。
高齢者の数や子どもの数は将来的に減るとわかっているから、給料を上げたくない。
だから、専門職の給料を上げたくないということに加えて、家族や地域に介護奉仕させたいし、謎の即席保育職でまかないたい。
いざ、介護や保育が必要な人数が減ったときのための布石であることが、ありありとうかがえます。
否。
介護に家族や地域を引っ張り出すよりも、保育士問題は深刻。
派遣労働における雇用の調整弁と同じ問題も、起きますよ。
母親の有職率がおおよそで固定されれば、あとはもう、人口の絶対数に従うのみ。
保育士も介護職も、もっと給与水準が上がるべきだと世間は認識しています。
どんな有識者も、そう提言しています。
一般市民だって、もちろんそう思っている。
けれどもそれが実現しないのは…
保育士の給料を上げたくないと思っている「誰か」が、「相当強い」ということです。
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