子どものピアノの上達方法と言ったら、ひたすら「練習(訓練)」です。
勉強もそうですよね、自習なり復習なり、勉強しろということです。
これができれば、ピアノもうまくなるし、お勉強もよくできる子になるでしょうね。
それらに共通するのは、「親がどれだけ付き添って、しっかりサポートできるか」です。
間違っても、「練習しておきなさい!」「勉強してなさい!」といってほったらかしてその間自分はスマホでLINE、な~んてやってたら、子どもは練習も勉強もしません。
もしそれで、練習や勉強がスイスイ進む子がいたら、まあ、フツーじゃないですよね。
駄菓子菓子。
我々ワーキングマザーには当然「親が付き添って、しっかりサポート」する時間なんてありません。
もしやってる人がいたら、体壊しますよ。
うちなんかさらに双子だから、絶対に無理。
この点、我々の子供時代(たとえば私の実家の母と幼少期の私の関係)なんかは、実に怠惰なものでしたね。
専業主婦で、子どもが双子じゃないくせに、学習教材を与えて娘をほったらかしにしておけば勉強をすると、かなり都合のいい考え方をもっていましたから。
結果として、やるわけないじゃないですか、そんなモン。
「ドブにお金を捨てる」だけならまだしも、母・娘ともにものすごいイヤな思いをして終了です。
まずもって、現代、子どもがいたって働いていることが当たり前です。
マトモにワーキングマザーとして働いていたら、少なくともスケジュールは過密どころか「むしろマイナス」で、1日▲1~2時間は不足してるんじゃないでしょうか。
そんなところで、「1日たった15分の学習」などと書かれたDMが送りつけられてくるわけですよ。
「あなたたちどうせヒマでしょ?
めんどくさがりでもできる15分って設定にしといたから。」
とでも言いたそうなスタイルで。
お子ちゃまのお勉強教材ってのは、なんであんなに専業主婦家庭目線なんですかね?
時すでに2017年ですよ?
フツーに考えれば、日本の子育て世帯は基本的に貧乏なんですから、片働きでさらに貧乏な家庭なんかより、共働きの資金ある家庭にもHITするDM構成にするべきじゃないですか?
なにこのターゲティングの甘さ。
購買のターゲットにすべき層について、ちゃんと分析してるんですか?
私が決裁者だったら、絶対にこんなDM構成は許可しない。
もっと、
「お時間がない、非常にお忙しいということは重々承知しています」
的な内容を土台にします。
「どうせヒマでしょ?」と言われ続けている専業主婦だって、本人たちにしてみれば忙しいんですよ。
別段そこで、「非常にお忙しいということは重々承知しています。」と言われたって、気分を害するようなケースはほとんどありません!
はたして、DMを送りつけてくるような学習教材をやることで人間の知能が決まるのでしょうか。
であれば、すでに共働きが当然という歴史として持っている欧米諸国では、「ワーママが増えたらバカな子どもが増えた!」なんてことが大問題になってませんかね?
そうなった、なんて話を聞かないのは、
1.DMを送りつけてくる学習教材の独自論は気にしなくていい
2.自宅でのママつきっきりの学習に代わる何かが存在する
のどちらかではないでしょーか。
「2.自宅でのママつきっきりの学習に代わる何かが存在する」については、なんかありそーな気はするんですけど、片田舎のワーキングマザーのところにはDMもターゲティング広告もやってきません。
都会の高所得なママさんたちの間では、乳幼児のシッター兼教育係のようなものが主流なのかもしれませんが。
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