まずい、これはまずいぞ。
「保育園落ちた」から「復職が鬼大変」という時節柄のホットワードの比ではありません。
戦々恐々。
「シリアのアサド政権が化学兵器を用いたのでは?」という報道を受けた際に、その情報の少なさに疑問を持った人も多いはず。
今回も前回も。
情報が少ないのか、日本の報道姿勢がよくないのか、それもまたよくわからないんですけど…。
金正男氏の暗殺についての詳細なる報道と、かなり様子が違います。
あれは「VXでだれそれがなにそれして作られたものを、あの人たちがどうこう」、とか、どの方面からもすごく詳しい報道がありました。
正男氏の立場や北朝鮮との距離(物理的な距離と関連性の距離)を考えれば、重大事件であることには違いないのですが…。
それにつけても、あまたの死傷者が出て、様々な兵器が使用されているシリア大問題に対して、報道が少ない。
少なすぎる。
規制されてんじゃないかというくらいに。
…と書いてる間にトランプさんがトマホーク発射。
「発射数が少ない」とかいう人もいますが、それは置いといて!
日本の仲良しアメリカが動いたことで、ずいぶんとシリア問題の取り扱いが変わってきました。
こなると、新聞各社一斉に何ページも割いてシリア大特集です。
これにより「持っている情報があるのに載せていない」ことは明らかになりました。
まあ、新聞記者もサラリーマンですから、紙面スペースは読者やスポンサーの関心がありそうなことばかりを大きく書くんでしょうがね…。
「だったら記事の質で勝負しろよ!」、と言いたい。
限られたスペースでいい記事を書ける記者だって、いるはずなのです。
アメリカがアサド政権の軍事施設にトマホークをぶっ放すと、我々の身にどんなことが起こるか、想像したことあります?
全世界に飛び火する。
否、すでに飛び火が現地で大炎上していると推測されます。
報道がないだけで、いまもどこかの村が一つ、戦禍に飲まれているという可能性。
あのね、私たちも防犯した方がいいよ。
そう、テロに対して。
複雑なシリア情勢の中には、各国でテロを繰り返しているIS(イスラム国)がもちろん含まれていますし、それに影響を受ける組織もあります。
テロと言ったら、東京オリンピックもそうですけど、他の国際的なスポーツ大会、式典、多人数の利用している公共交通機関、等々等々、狙いどころ満載。
なにしろ、飛び火ですからね。
燃える素材なら、燃える。
その素材が誰のものでどんな立場かなんて、酌量してもらえるもんじゃない。
とはいえ、テロに対しての防犯、我々が対策できることとしては、空き巣防犯とはかなり性質が異なります。
個人レベルでできることも限られています。
我々一般人ができることといったら、よしんば、「海外の方を見かけたら、明るくさわやかな対応」をしておくことですかね。
とりあえず、海外の人全員に明るくさわやかな対応をしておく。
誰がテロで、誰がテロじゃないのかなんて、わかんないから。
明るくさわやかにしていたら、もしかしたらテロも
「ダメだ、やっぱり日本人はみんないい人達ばっかりだ。
テロなんて起こせない!」
と思いとどまってくれるかもしれません。
(テロ組織から脱退するケースとして、この類の話がしばしば聞かれる)
可能性はゼロじゃないぞ!
しかもこれ、よその国でも使えるぞ!
使いやすさは、海に包囲された島国かつ民族の著しき偏りの日本が随一ですけんね。
さらに幅を広げて、日本人と思しき人同士でも、明るくさわやかな対応は一定の効果があげられるといいんですけどね…。
いかんせん我が国では、シリアのアサド政権や北朝鮮が暗殺用に用いたとされている化学兵器を、自国で活動していた宗教団体がぶちまけてますもの。
あの時代と今の時代、どちらのほうが混沌としていると思いますか?
今けっこう、やばいんじゃないの?
結果、2年後、3年後、10年後、日本でテロは起きないかもしれません。
(堀の深いお顔立ちの皆様にとって日本がアウェーすぎるとか、北朝鮮なんかだとむしろ日本に永住したいとかいう理由で)
駄菓子菓子、それはたまたま日本では起きなかったというだけで、世界中のいろんなところでテロ、紛争、戦争が起きているのです。
もし我々が気付いていないだけで、「実はテロが起きにくい日本の習慣」みたいなものがあるんだったら、そのノウハウは海外でも活用してもらいたいですよね。
それこそ、「明るくさわやかな対応」とか「マンガ好き」とか。
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