生成AIの最たる脅威がディープフェイクと指摘されている件
ちょっと前までは予算の潤沢なハリウッド映画でしかお目にかかれなかったようなクオリティで、生成AIが動画をバンバカ作っています。
AIがディープラーニング技術で作った嘘っこムービー、たしかにヤバい。
このままでは、ルワンダのような虐殺や紛争が起こってしまう危険性をひしひしと感じます。
ルワンダ内戦については、ダイヤモンド・オンラインの記事が端的にまとまっているので興味のある方はどうぞ。
ホテル・ルワンダも有名ですが、私は覚悟が足りずまだ観れておりません。
今週のお題「ほろ苦い思い出」
その時代の情報操作が生んだ負の歴史といえば
ナチスドイツのホロコースト、カンボジアのポル・ポト派による大量殺戮。
日本なら、関東大震災の時に朝鮮人殺害が起きたりしていますし、ハレー彗星大騒動なんてのものありました。
ハレー彗星は、「酸素がなくなるから、自転車のタイヤチューブを酸素ボンベのかわりにして生き残ろう!」とかいう、アレです。
駄菓子菓子。
ハレー彗星の件は馬鹿にはできない。
東日本大震災の時に、ガソリンやトイレットペーパーを買い求めてしまった我々と、つまるところは同じです。
当時としては、命の危険がかかっていると信じられていた天文学的事象だったのだから、ハレー彗星のほうがみんな真剣だったはず。
さてどうする、小学生への教育
なもんで、とりあえずは子どもたちに
「ルワンダのようなことが起きかねないから、ニセ情報や偏向報道には気をつけようね」
という話をしたいと思ったんですよ。
こういう時に便利なものといえば、絵本。
なのですが……
それらしきルワンダの絵本、見つけられたのは3冊だけ。
最後の「ルワンダの祈り」は絵本ではなく児童書で、著者が後藤健二さんということもあり、ヘビーな内容ではないかと、少々ひるんでおります。
まずは自分が読んで、それから子どもに紹介するか考えてみます。
「ニセ情報に騙されないために」なら、スマホ・ネットリテラシー関連の本
ルワンダはヘビーすぎるので、普通のネットリテラシーの本もおすすめです。
ディープフェイク以前に、
「これって、SNSで拡散・賛同していいことなのか?」
と考えることを促す内容が入っています。
小学生高学年向けで、なかなか良かったのはこちらです。(広く浅く)
親世代と子ども世代は、感覚が違う。
ので、実際に子どもたちが「読んでくれた!」というものが良書なんだろうな〜、と思います。