タイムスリップで、現代人と戦時中の人が入れ替わってしまう話。
「今年は小説をなるべく読まないようにするぞ!」
と決めていたのですが、読んでよかったです、ハイ。
小説は面白いものが多いので、きりがないのです。。。
喜ばしいやら、時間が足りなくなるやら、いろいろ複雑(笑)。
終戦から70年以上。
現代人には、当時の人々の心情を知る機会がほとんどありません。
テレビも新聞も8月になると特集を組みはしますが、史実の紹介ばかりです。
「僕たちの戦争」には戦時中の人々の心情が描かれており、読んでよかったですよ。
(ソフトな描写です。オブラートに包まれているので、残酷ホラー小説ではありません)
戦争が起こると、個人に何が起こるか。
なぜ戦争をしちゃいけないと言えるのか。
最近そういうことを考える機会がめっきり少なくなったのは、当時の人々、ことに個人の心情を知る機会がなくなったからじゃないのかな、と思います。
我々の世代だと、教員が戦時中のことを話してくれる機会があったり、じいさんが戦地に赴いていたりします。
それでも、太平洋戦争のことは歴史のことととらえがちです。
今なお世界各地で起こる紛争についても、対岸の火事のような感覚ですらあります。
ひいては、終戦から70年。
現代の兵器は、太平洋戦争と比べ物にならない性能です。
現代の紛争地帯がどのような事態に陥っているのか?
詳細な報道がないことに、疑問を感じています。
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