「仕事が給料に見合わない」
という話をよく見聞きます。

たしかに、介護職の仕事が平均年収200万円台だというのはおかしいと思っている。
あの業界の平均年収が600万円だったら、人材不足なんか全然起きないだろうし。
(その暁に我々が社会保障にいくら払うのか予測もつきませんが)
他にも、アニメ制作業界において、家にも帰れないくらい働いている人の収入が、どうしてその辺のショッピングセンターで週5日×7~8時間程度勤務しているフリーターよりも低いのか、理解に苦しみます。
…というのは代表的な業界単位の話ですが、それ以外でもそういう話は頻繁にあって。
今や、非正規雇用という立場であっても、ベテラン社員がやっていたような仕事を割り当てられるのが当たり前です。
「専門性を高める」とか「集中と選択」とは言われますが、その割に専門性の上がったという人たちの給料が上がったという話は聞きません。
お取引先とか知人友人の労働環境を見聞きしても、給料に見合わない仕事が重圧になっているんだろうなーということがありありと感じられ、ベテラン社員の仕事の行き場について世の中悩ましいことになっているな、と多々感じます。
たとえば、お取引先のご担当が、急病でご逝去。
そして後任の方が大変苦労なさっているのを目の当たりにしました。
(我々取引先からも慕われていたおじいさまだったので、当該同僚のみなさまのショックは計り知れないものであったと推察いたします)
ベテラン社員のやっていた仕事を急にまかされることになり、後任の方が本当に辛そうでした…。
この後任の女性の方は、業務上のトラブルをうちのメンバーと一緒に解決してくれたりもしたのですが、本当に仕事がつらそうで、短い期間で退職を決意されました。
お取引先のことなので想像するしかありませんが、察するに、後任の女性の方にとっては「とても任されては困る仕事」だったのではないでしょうか。
いかんせん、今までビバ働き盛りのオッチャンや、酸いも甘いもかみ分けた大ベテランのおじいちゃんがやっていた一筋縄ではいかない系の仕事です。
でも、一筋縄ではいかない難しい仕事だったとしても、もらえるものをもらえるなら、たいして不満はでないのですよ。
お金の力ってすごいし、お金ってすごく大切じゃん。
一般事務の派遣さんが
「え?その仕事私がやるんですか?」
ってなることとかも、あるじゃないですか。
でも、特別契約価格(高給)のなんでもやっちゃう派遣さんが仕事を頼まれたとしたら、そうはならないじゃないですか。
私はそのお取引先の後任の女性の方のことが好きだったので、仕事を辞めないで欲しかったですが、給料に見合わない仕事が重圧になっているのならそれはよくないとも思いました。
(´・ω・`)
これからのご活躍に期待しています…。
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