
ママカーストを発端として社会的に抹殺される日、というのが現実味を帯びているな、という話です。
むかし。30年くらい前ですかね~。
週刊少年ジャンプに「まじかるタルルートくん」という漫画が連載されておりました。
その漫画には電力会社の御曹司がいて(小学生の主人公のクラスメイト)、「主人公宅の電気を止める」という嫌がらせをするっちゅーエピソードがありました。
(作品の中では、「しかし主人公宅は、電気がなくても田舎暮らしのような生活で結構楽しんでいる」と経過が描写されます。)
現代においては、そういった「インフラを止めることで嫌がらせ」について、ITに関連するものが身近な脅威となっています。
Googleとか。
なにも「Googleの御曹司が子どものクラスメイトでいやがらせを」とか、「ママカーストの頂点がGoogle重役の妻(VERY妻)」とか、そういう話じゃないですよ。
そんなんと知り合う機会は、そうそうありませんから。
現代人の生活において、あまりにもGoogle(とか、とにかくああいうスゴイ企業)が影響力を持ちすぎている。
そういう話です。
なので、「GoogleがダメならYahooを使えばいいじゃない」という検索エンジンの話ではありません。
GoogleのOS、コンテンツ、人工衛星技術、等々。
あまりに大きすぎる影響力です。
「横浜駅SF」よりも、もっと危ない(笑)。
もしGoogleが特定の個人について、Googleに関するすべてのサービスを停止したとしたら?
「インターネットがほぼ使えない」とか、そんな話では済みません。
Googleが本気で個人を抹殺しにかかったら、まず、まともに仕事を続けるのは無理でしょうね。
ある日突然、社内のしかるべき部署から、
「あなたはGoogleからサービスを停止されたそうですね。
明日からはもう来なくて結構ですよ」
と解雇されるだけの危険性があります。
運が良ければ、日本のどこかにて、電気もろくに整備されていないようなド田舎でGoogleにサービスを停止された面々が集落を形成するかもしれません。
駄菓子菓子、それって十中八九、スラム街になると思います。
北斗の拳の世界。
さらに恐ろしいのは、それらの事実が人に知られることなく、闇に葬り去られるっちゅーことです。
Googleならば、それが可能。
最初は、
「え、なにこの北斗の拳みたいな村。
iPhoneでしか検索に出てこないとか、さらに怖いんだけど」
かもしれませんけど、Googleならば「iPhone からも情報に触れさせない」程度の小細工、赤子の手をひねるよりも簡単でしょう。
…赤子の手をひねるよりも簡単ではないですね。
開発段階で、プログラマーが家に帰れなくなってるでしょうね。
とはいえ、報道やネット上の情報など、Googleの手にかかれば規制は可能です。
で、問題は「何をするとGoogleから社会的に抹殺されてしまうのか?」ってことなんですが…。
これほどまでにインターネットが急激に身近になりすぎると、安全対策が追いつかず、実に危険な状態です。
事態は「小学生の息子が親のクレジットカードで課金を」では済まされません。
悪意を持った周辺の人物が、そう、たとえば、ママカースト構成員・子どもの学校のいじめっこ・ネット上の知らない人間等々等々が、個人を陥れるための工作を容易に実行できるのです。
ランサムウェアを作った中学生プログラマーような知識は、必要ありません。
誰かのケータイを取り上げていじったり、ネット上から誰かに近づいたりしてちょっとアクションするだけで、Googleという巨大組織を怒らせることが可能です。
すでにGoogleくらいの巨大組織は、個人に対する「すべてのサービスを停止せよ」という制裁が可能なのですから、ママカーストを発端として社会的に抹殺される日、そういうものが全然あり得るのです。
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