端的にいうと、デブのマーケットが拡大している
日本人の平均年齢がガンガンに上昇しているため、世間のデブり傾向が強いです。
米に比べたら生易しいものかもしれませんが、日本というドメスティックな環境において過去と現在を比較する慣れば、間違いなくデブり傾向は増しているのです。
しょうがない。
加齢による代謝の低下や筋肉量の減少で、太りやすくなる傾向が顕著なのです、我々は。
空気を吸っても太るのです。
そんな中高年が増えることで、デブのマーケットはドバババンと拡大しています。
この層、「健康への関心が高く、ダイエットやフィットネス市場がアツい!」みたいなこともいわれますけど、それでも痩せないのが中高年なんですよッッ。
それに、すべての中高年が「デブは美しくない」と奮起して有酸素運動に注力できるはずがないのです。
(私もマラソンとか絶対に無理)
よって、「ありのままに生きよう」という、アナとデブの女王エルサが、相当数存在するのです。
今週のお題「名作」
もしかしたら「ありのまま」がマジョリティかもしれません。
見苦しいものを直視させてくるSTORY
ということで、ファッション誌やアパレルメーカーが、このお肉なボリュームゾーンを見逃すはずがありません。
あがきたいオバサン(私とか)のための雑誌STORYでは、デブい身の方を「マシュマロボディ」や「マシュマロ派」と呼称しています。
「いや、お前それ、マシュマロの使い方間違ってんだろ!」と叫びたくなる蛮行。
こじはる(小嶋陽菜) 様に謝罪しろ!
痩せないのが中高年であることは致し方なし。
新時代の中高年ファッションのトレンドは、美しくない姿や余剰肉の体形を心ごとホールド・ミー・タイトする必要があります。
マーケットがでかいので。
あえて全ページをエビちゃん田丸麻紀のような洗練されたモデルで埋め尽くすのではなく、令和のリアルな女性たちをフィーチャーする。
それは正しい姿です。
マーケットがでかいので。
お肉のボリュームやビューティでない姿にドンとフォーカスして、逆手に取ったファッションで自己肯定感アップするようなしくみは、読者が楽しめていいと思います。
マーケットがでかいので。
駄菓子菓子!
それを、それをマシュマロというのは誤用なんだ。
それだけは、それだけは訂正してくれ!!
私たち中高年には、餃子やシウマイの皮のように「肉を包み込むファッション」が必要です。
それは紛れもない事実として、受け止めています。