幼児とは、食の進まぬ生き物であります。
ぬっちらおっちら、なかなかサクサクとは食べてくれません。
スピーディに食事が進まないので、保育園ではどうしているのか、娘に聞いてみました。
「保育園でご飯を食べないとき、先生になんて言われてるの?」と。
そしたら、長女がすっごい渋い顔をして、泣き出してしまいました。
「ウエーン、ウエーン、
○○先生に怒られる」
「じゃあ頑張って食べてみようか。
○○先生が見に来ちゃうかもよ?」
といった瞬間に、タイミングよく(悪く?)夫が帰宅して玄関のカギを「ガチャッ」。
長女は先生が本当に来たのだと思い、
「ウギャァァァ」
と泣き出し、錯乱してしまいました。
そんなに先生が怖かったの??
次女も同じく、保育園で食事が進まないときは、厳しくされているようです。
駄菓子菓子、こちらの反応は、
「先生におこられちゃうー♪」
くらいの軽いノリです。
たしかに、次女はあまり深刻に悩まないおちゃらけタイプです。
一卵性双生児でも性格は違うので、特色が出ているといえば出ているのですが…。
理由はそれだけでなく、長女のほうが次女よりも、より保育園でつらく当たられているのだろうなー、ということは察しています。
実の父親(私の夫)からも、長女のほうがつらく当たられています。
我が家では、長女のほうが気管支が弱くて、病弱なのです。
初めての人が聞いても、姉妹で声質が全然違うとわかるくらいです。
姉妹で同じウイルスの風邪を引いても、症状が重くて長引くのは長女。
ぜんそく気味の体質だといわれているし、去年もけがで入院したりしたし、なにかと健康上の配慮が必要です。
そんなわけで、長女本人も体調が悪くて機嫌が悪かったり、食事が進まなかったり。
幼児だからまだそういった自分の体調を説明できなくて、荒れたり。
これに起因して、周囲とのコミュニケーションで軋轢が発生しています。
保育園の先生だって人間ですから、機嫌が悪かったり、メシを残したりという頻度が高い子どもには、つらく当たることもあるでしょうよ。
「なんでAちゃんはそうなの!?
Bちゃんやほかのお友達はちゃんとやっているわよ!!」
という具合に。
私は実の母親なので、これは長女本人の性格ではなく体調の問題で、不運が重なってしまっているのだろうと考えています。
が、よその人にも「そう考えてくれ!」ということは強制できません。
幼児に限らず、人間社会とは、人それぞれの立場と事情で他人に接するものなので、やすやすとコントロールできるようなもんではありませんよねー。
世間て、たとえばグレーゾーン障害児とか、発達障害の大人に優しかったりする?
んなこと全然ないよね。
私も、近所のいい年こいて結婚してない親パラサイトゴミ屋敷のオッサンとか、超絶に冷遇したいですもん。
でも長女は私の娘なので、病弱でしんどい体質ながらも頑張って生きているのだから、思慮してやらねばと思うのですよ。
なお、双子がともに健康な時には、長女のほうが性格いいのです。
次女、あいつ、おもちゃの片づけの時間にいつもゴロゴロしてタオルケットいじってるだけ。
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