子育てと外食
ちょっと前。
飲食店に「しつけのできてない子供さんの入店はお断りします」という張り紙があることが、話題になりました。
スープストックトーキョー事件も、まだまだ記憶に新しいところです。
「しつけのできてない子供さんの入店はお断りします」につていは、まあ、たしかに。
キッズが騒いだり走り回ったりするのは、周囲のお客さんの迷惑になります。
こういう話題になると「親の育て方が悪い」というフレーズがほとんどセットで出てくるのですが……
子どものマナーが悪いのは、必ずしも親の育て方が悪いとは限らないよなー、と思いますよ。
よそんちの育児を見ていても、私よりもしっかりしたお母さんがめちゃめちゃ頑張ってるのに言うことまったくきかない子とか、いるもん。
しっかりしたお母さんなので、子どもが騒いだら困るようなハイソサエティな飲食店に(張り紙の店)は基本的に入りはしません。
駄菓子菓子、式典や冠婚葬祭等のやむにやまれぬシーンでお子さんが騒いでしまうこともあったりするわけで。
加えて。
「子どもが騒ぐ」については、「育て方」という領域で語れないなと思う出来事もありました。
ファミリーレストランを利用するということ at 茅ヶ崎
お題「退職したら移住したい場所(県市)はどこですか。外来者を温かく迎え入れてくれる場所を教えてください。」
私は地元が気に入っていて、休日も地元で過ごすことが多いです。
仕事辞めても、ずっと茅ヶ崎にいますね。
んでんで。
先日、子どもらと3人で、市内のファミレス( 餃子が食べたくてバーミヤン)に行きまして。
ぱ〜〜っと外食して、息抜き・贅沢を楽しもうと思いましてね。
じっくりファミレスを堪能すべく、ピーク時間を外して、メシ&デザート&ドリンクバーを頼んで。
そんな風に我々がエンジョイしていたら、お母さん&障害のある娘さんが近くのテーブルに着席しました。
娘さんが大声を出しはじめました。
私も含め、周囲は少し驚きましたよ。
うちの子どもらは、大声を出す障害者の方と近い距離で逢うことがはじめてだったため、たいそうおののいていました。
駄菓子菓子、周囲の人たちも何を言うわけでもなく。
店員さんを含め、バーミヤンは普通に営業していました。
もちろんお母さんは、娘さんに大声を出さないように頼んでいましたが、「それでどうにかなるものでもないだろう」と我々外野にも想像できました。
私はこの日のバーミヤンについて、これでいいと思いました。
ファミリーレストランだから、キッズがキャアキャア叫びながらアンパンマンのオマケ紙をいじくりまわしてるのは当たり前。
プラスして、あのお母さん&障害のある娘さんが「バーミヤンでなら外食できる」と選んでくれていたのなら、このバーミヤンはさらに一歩先を行っているということです。
かなり大きな声を出す娘さんだったので、うちの子どもらはおののいていましたが、それでも。
私は「どうしても大きな声が出てしまう人」でも利用できる飲食店が街に存在しているということを、いいと思いました。